借金整理、本当の話

借金が多すぎる人の最終手段の債務整理。その実際の話を語ります。

私の借金事情

当時の借金総額は約280万円。
おおよその内訳は、A銀行に100万円、B社に50万円、C社に50万円、D社に30万円、E社に30万円、F社に20万円って感じでした。
毎月の返済額は、合計で8万5千円。
ボーナスは出ない契約になっているので、支払はこれだけ。
毎月それだけ払っていても、全然借金総額が減りませんでした。
それもそのはず、返済して借入限度額に余裕ができたら、その分また借りていましたから。利息だけ払ってジャンプするのと同じようなことをしてたんですね。

上に書いた各社の借入額は、それぞれの金融会社の限度額と同じです。
つまり、それ以上借りるなら新たな消費者金融に借りるしかない状況だったんですね。
でも新たには借りなくて、なんとか毎月暮らしていけてました。

そんな時、実家の父親に癌が見つかり手術することになり、姉から10万円でいいから出せと言われました。
借金があることは言えませんでしたが、貯金がまったくないので無理だと言うと、姉は私の分も代わりに出してくれました。

この時は姉のおかげで実際にお金を出さずになんとかなりましたが、これが身内のことではなかったら、、、と考えたら恐ろしくなったのです。
いざという時のために貯金しておかなくては。普通の人は皆そうしているんだから。と考えました。
そしてまず今ある借金をちょっとづつでも減らしていくことを考えました。

しかし、きちんと計算すると毎月払っている8万5千円の内、元金に充当されるのは3万円ちょっとだけだったんですね。
だからそのまま真面目に払い続けても払い終わるのは12年後になる計算です。
そこからやっと貯金できるようになるわけです。
実際は給料日前にやっぱり足りなくて借りたりするので、12年よりもっと先になると思います。

それまでまとまったお金が必要になることがないとは言い切れません。
むしろある可能性のほうが高く感じられます。
ていうか、今のままでは結婚もできません。

そこで債務整理に行き着いたわけです。