借金整理、本当の話

借金が多すぎる人の最終手段の債務整理。その実際の話を語ります。

自己破産が魅力的!

自己破産は、名前に強烈なインパクトを感じますが、その通り強力な債務整理手段です。
なにしろ今までの借金をすべてチャラにしてしまえるのですから、これ以上の効果はありません。

ですが、もちろんデメリットは一応たくさんあります。

まず、持っている財産はすべて没収されます。
貯金、有価証券、不動産、自動車、宝石貴金属など、金銭的価値の高い物はすべて借金と引き換えに差し出すことになります。

そのほかにも弁護士や税理士などの資格を必要とする職業はできなかったり、引越しや旅行ができなかったり、
郵便物が管理されたりというデメリットもありますが、これらは個人の破産の場合ほとんど関係ないようです。

なぜかと言うと、破産には「破産手続開始」と「免責許可」の2段階があって、職業や住所の制限は破産手続開始決定後、免責許可決定までの期間だけのことだからです。
めぼしい財産がない個人の場合は破産開始と免責が同時にされるのがほとんどだそうです。

また、破産するとそのことが官報という国が出している広報誌に名前が載りますが、そんなものを見ている人はほとんどいません。

1度破産するとその後7年間はもう一度破産することはできないというデメリットもありますが、
破産後5~10年は金融業者からお金を借りたり、クレジットカードを作ったり、ローンで買い物することはできないので、破産するような状況になること自体難しいように思います。

破産しても給料は今まで通り貰えて収入には影響がないので、生活は驚くほど楽になり、真面目に生活していれば貯金もできてお金を借りるような状況にならないように思います。


そう考えると実際のデメリットは、財産がすべてなくなることと、ブラックリストに載ることくらいです。
ブラックリストに載るのは任意整理でも同じです。
「破産者」と聞くと完全なダメ人間っていうイメージで避けたかったんですが、詳しく知ってみると逆にとても魅力的に感じました。